どうも、スマコマのコマ太郎です。
今回はブログ テーマ(ジャンル)の決め方について書いてみようと思います。
発信したい情報があるなら、その情報を発信すればいいです。今回のテーマは、ブログを始めたいのだけど発信するテーマが決められない、そんな方へのアドバイスです。
ちまたでは、好きなテーマで書こう的な話をよく耳にしますが、個人的にはこの意見に懐疑的です。その理由については、本文で語ることにしますが「好き」より「できる」から選ぶことを強く個人的にはおすすめしたいのです。
ではでは本編、行ってみましょうー
もくじ
稼ぐことが目的なら3軸(ベン図)で考える
好き、できる、稼げるを軸に
何かしら発信した情報があるなら、それを発信すればいいですし、そもそもテーマ選びで困っているわけもないですね。
ブログで扱うテーマ選びで困っているということは、稼ぐことが目的になっていると思います。
発信したいものがあるわけじゃないから、テーマ選びで困っているわけですよね。
さて、ここからが本題ですがテーマ選びでまず考えるべきは3軸で考えるということです。3軸とは、好き、できる、稼げるの3つの軸で考えるということです。
以下の図(ベン図)を見て頂きたいのですが、3つの円が重なった領域がありますが、この重なった領域にあるテーマを扱うことがとても大切になります。
ベン図
なぜなら、どんなに好きなテーマでも稼げないのでは、目的を果たせないですし、稼げるジャンルでも書けないのでは意味がないからです。
好き軸に傾き過ぎると失敗しやすい
これが冒頭に触れた「好きなテーマで書こう的な話をよく耳にしますが、個人的にはこの意見に懐疑的です。」に繋がります。
「好きなことを書け」と言われる理由は、ブログを続けることが意外と難しいからです。好きなことから書き続けられるでしょということですね。
でもね。「好き」って人によってそのニュアンスが案外違うもので、本当に好きで好きでたまらないならいいのです。
でもちょっと好きとか、これ興味がある程度だと書き続けているうちに、実は好きじゃなかったとか、やることは好きだけど語ることは好きじゃなかったとか、知識が足りないので調べながら書く必要があって大変ってなることがあるのです。
20、30記事でこけるのがこのパターンですね。
好き軸も検討材料だけど、そこにフォーカスし過ぎると失敗するので、本当に注意してくださいね。
儲かるジャンルを選ぶ
稼ぐことが目的なら、儲かるジャンルかどうかも大切な要素です。がんばって書いたのに、稼げないのでは意味がありませんからね。
稼ぐの領域で考えるポイントは、マーケットが大きいジャンルを選ぶということです。また、よくニッチを攻めるなどと言われますが、ニッチとは大きなマーケットの中にあるすき間を指す言葉です。
決して小さな小さなマーケットという意味ではないです。ここを履き違えると失敗します。例えば、つまようじ細工が趣味の人が、つまようじ細工のブログを始めてしまうなどです。
趣味で発信したいなら、それで構いませんが稼ぐことが目的だとマーケットが小さすぎ稼ぐことが難しくなるからです。
以下、儲かるジャンルのリストを載せておきます。
■健康ジャンル(YMYL)
サプリ系(葉酸、肝臓など)
青汁
精力剤
育毛剤
■美容ジャンル(YMYL)
ダイエット
ニキビ
シミ・しわ
化粧品全般
エステ
脱毛
白髪染め
■転職ジャンル
看護師
■出会いジャンル
恋活
婚活
■お金ジャンル(YMYL)
クレジットカード
カードローン
FX
株
■回線ジャンル
光回線(固定のネット回線)
モバイルルーター(モバイルWi-Fi)
格安SIM(スマホ回線)
■そのほか
ペットフード
動画配信サービス
引越し
探偵
※YMYLとは、Your Money or Your Life の略で、お金や健康にまつわるジャンルでは、より正確な情報の提供をグーグルは目指しています。そのため検索エンジン対策が難しいジャンルになっています。
出来る軸が重要
好きも儲かるも大切。でもそれ以上に出来るが重要だとぼくは考えています。
なぜなら出来るということは、少なくとも人より秀でている部分で、情報発信が楽になるからです。
また出来る、つまり身につけたということは、好きに近いことも多いです。仕事で身につけた出来るだと人によっては好きじゃないという人もいますが、絶対嫌というわけじゃないと思います。
ブログを始めて儲かるまでのプロセスでネックになるのが、記事の更新が継続できるかどうかです。
ここが一番の壁で超えられない人が多いです。ぼくもだけどね。
だからこそ、まずは出来る軸をおすすめしているわけです。もし本当に好きで好きでたまらないものが見つかったのなら、そのときはもう1つブログを作ってもいいじゃない。でしょ?
好きではなく、できる軸を重視する根拠
スティーブ・ジョブズや本田健さんの書籍「ユダヤ人大富豪の教え」では、情熱が傾けられる本当に好きなことを見つけ、仕事にしなさいと言っています。
実績のある方がたの言葉ですから間違いないと思いますし、本当に好きで楽しいものなら、ぜんぜんできると思うのです。
でもねえ。ぼくの場合、どうにも上手く行かなかったのです。
しかしそんな中、真逆のことを言っている人がいることに気付いたのです。その一人がドイツの詩人であり哲学者であったゲーテ(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)です。
ゲーテは、「人生に成功する秘訣は自分が好む仕事をするのではなく、自分のやっている仕事を好きになることである」と言っているのです。
また「今でしょ」の林修さんも好きなことではなく、人から頼られること(できること)を仕事にすることを勧めています。ベストセラー作家でもある林修さんは、大好きな美食の本(すし、うなぎ、てんぷら ~林 修が語る食の美学)を1冊出版しているのですが、これがぜんぜん売れなかったらしいのです。
他の書籍は、すべて出版社からのオファーで書いた本だそうです。中には専門外なジャンルもあったそうです。しかし他人から頼られるということは、その領域もきっと書ける(できる)と思われているということであり、折角なのでと思って書いてみたら売れたという経験をされたそうです。
このような経験からもう自分が好きだという理由では本はいっさい書かないとテレビで言っていました。
このように方やビジネス界の巨匠、一方は詩人の巨匠とテレビ界の切れ者。それぞれ真逆の結論を唱えている。うーん、どっちだー、どっちなんだーって。
でも、この2つの側面を改めて考えてみると、恋愛婚とお見合い婚に似ていると気づいたわけ。情熱を傾けられる好きなことが恋愛婚で、やっていることを好きになるというのがお見合い婚です。
恋愛もしようと思ってできるわけではありません。普段の生活を通して、たまたま出会うというのが普通だと思うのです。しかもその出会いに巡り合えない人だっているわけですよ。
だから好きなことをやりなさい、情熱を傾けられることをやりなさいと言われたところで、見つけられないことも当然あるだろうし、やってみたところ実はそんなに好きじゃなかったと気づくこともある。
そっちのアプローチがダメなら、やっていることを好きになるという方法だっていいじゃない。むしろ、こっちの方が運の要素がない分、万人向けのような気がします。
だから「できる軸」から入り、その中(プロセス)で好きなことを見つける(寄って行くことでベン図の中心をつかむ)ことを、ぼくはおすすめしているんですね。
それに恋愛婚は熱しやすく冷めやすい(離婚率が高い)のに比べ、お見合い婚は相手の良い点を見つけ愛を育もうとする思いがある分、より良い結婚生活を送る人が多いというデータもあるくらいです。
初動では恋愛婚が優勢だけど、長い年月で見るとお見合い婚が逆転する構図です。好きから入るのではなく、できるから入り好きを見つけるほうが長い目でみればいい。
だから「ジョブズ、ごめん。ぼくはゲーテ派で行くよ」ってなったわけですよ。
まとめ
今回はブログのテーマを決めるときの考え方として3軸を利用する方法をご紹介しました。
お金を得ることが目的の1つであれば、儲かるジャンルであることは必須です。問題は好き軸とできる軸のバランス。
情熱を傾けられることがすでに見つかっているなら、好き軸寄りでいいと思います。でも何となく好きだなという感覚だと、やっているうちに違ったとなることが多いです。
だからぼくはできる軸に寄り、その中で好きなこと(作業)を見出し、楽しみながら続けることをおすすめしているのです。